天窓で明るく、畳をフローリングにリフォーム 岸和田市
一部の屋根を葺き替え、天窓をつけることにより、暗かったリビングが明るくなりました。また和室をフローリングにリフォームしました。
K様邸は、木造平屋建で、築70年で分家だそうです。
ともかくK様の奥様より「とにかくこの家暗いのが、いやなんです。リビングで昼間でも照明をつけてるんです。壁からの採光が無理なら、天窓で採光するとかできないですか?」
「できないことはないけど、屋根の他棟瓦取合部での、採光になりますが、これは雨仕舞いが大変やし、結構難解な仕事ですよ!」 「本当にこれだけの工事費をかけても採光は必要なんですか?」
「明るくしたいのは、長年の願いだったのよ!」 「わかりました。」
写真は複雑な屋根型状の現況です。
いざ着工!まず、屋根職人にて、瓦、土撤去作業です。 「大変だよ!」「ヨイショ!」 なにが大変かというと、直家のリビングの部屋に、土がボロボロ落下!養生シートで受けても、小さいホコリが..!
つづいて、大工さんによる開口下地確認作業と同時に開口補強作業!
雨天にならないうち手際よくネ!
いよいよ、採光天窓の取付けです。これは、数十kgの天窓を、雨仕舞い(雨漏り防止)を最重視して、大工と板金職人、入りみだれての共同作業です。
とことん下地からの雨仕舞いを、二重に確認!
採光天窓の取り付けが、ほぼできると、その取合いから谷樋の板金仕舞いです。
写真は、カラーステンレス板、厚み0.3mmによる加工取り付け状況です。板金職人も、「これ以上厚いステンレス板の、手作業での加工は無理やで!」というくらい、材料としては、しっかりしてます。
既存の銅板は、劣化。既にいくつも穴があいてました。もちろんステンレス板で改修です。「しかし、納まりが複雑でやりにくいなぁ~。ブツブツ..!」と職人。
先の板金工につづき、屋根瓦の復旧です。 話はもどって、瓦を復旧すれば、もう雨が降っても安心です。でも職人も人間だから、絶対雨漏りは大丈夫とは言いきれないと思います。
「でも絶対もらすなよ!」
さあ、できました.「でも、屋根上の納まりは、かなり複雑でしょ!」 「将来の雨漏りの原因にならないか、ごっつう心配やなぁ~。」
部屋内のリビングはというと、「すごい明るくなったわぁ!」「知人にも見に来てもらうわ!」と奥様。
内心「ヨカッタ!こんだけ手間ひまかけて、費用もかけて、ひとつも明るくないやん!」となったら...。 とにかくよかった!
築70年のこの家のほとんどの部屋が、田の字の間取りで、畳床ばかり 「だから2間は板床にしたい。」とのこと。
というわけで屋根改修工事につづいて、畳床からケヤキ板床への工事着工です。
まず、既存の床下地、床束の補修からやらないと(床下へもぐって!)
いくら床が美しくなっても、たわみや、床鳴りはダメです
写真は既存の敷居があまりにも、むくって(盛り上がること)水平がくるっていたので、大工さんによるかんな掛け!
「シュッ!シュッ!」
それから床の仕上がり高さを、既存の敷居天と合わせるための根太下地取付け 「水平に!なおかつ、既存敷居現場合せで!」
そして、捨張り合板による、二重張り状況です。 「バンバンにしっかりしたよ!」
「床がきれいになったら、既存の敷居が黒くて目むくわねっ!」と奥様。「この木の黒いのが、ふぜいがあっていいじゃないですか。」と、ちょっと反論する私。(着工前にですよ)
「やっぱり床が新しくなるのに..」と奥様。「わかりました!」
苦肉の策ではありますが、黒い敷居を一部削って桧のスライスした単板を張り付けました
5年後10年後も、美しく保てることを祈っています! それと工事完了後、大雨が降ったことが何回かありますが、雨漏りは一度もないと報告をいただいています。
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