岸和田市の杉の皮張りの外壁を焼き杉板に 5/7

岸和田市Y様邸 外壁の杉板改修工事

杉の皮を張った外壁です

岸和田市で以前内装工事などをしていただいたY様より「外壁が傷んできたので相談にのってほしい」とのご連絡があり現地調査にお伺いしました。

Y様邸は外壁に一部杉の皮を張っている箇所があり、その杉の皮が傷んで剥がれてきていました。

竹の桟が外れて木材で固定

既存の外壁の様子です。

 

杉の皮を押さえるために外壁の間に打ち付けている竹の桟が外れて木材で押さえていました。

木製の土台水切り

既存の土台水切りです。

 

既存の土台水切りは木製で傷んできていました。

土台水切りとは、外壁の一番下に取り付けて、外壁から伝ってくる雨水を外側に流す部材のことです。

後日、外壁に焼き杉板を張り、板金で土台水切りを取付ける工事を行いました。

杉の皮を剥がします

既存の杉の皮を剥がして、焼き杉板を張ります。

杉の皮を剥がすと、土壁があらわになりました。

土台水切りを取付けました

木製の土台水切りの上に板金を加工した土台水切りを取付けました。

今回は錆に強いガルバリウム鋼板を使用したので長持ちします。

防水シートを張ります

土壁のままでは防水性に不安が残りますので、上に防水シート(透湿・防水・防風シート)を張りました。

透湿・防水・防風シートは、湿気は通しますが水は通さない防水シートで、風も防ぐことができます。主に外壁の防水の目的で使用されます。

焼き杉板を張りました

防水シートを張ってから、焼き杉板を張りました。

焼き杉板は、杉板の表面を焼いて意識的に炭化させ、耐久性をアップさせた材料です。

水切りを取付けたので安心です

防水シートと焼き杉板を張り、土台水切りも板金になったので安心です。

今の外観に合った外壁材を使用したので見た目も違和感なく仕上がりました。

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