泉佐野市の耐震改修で2階部分の補強を行いました 5/20

2階部分の耐震改修で、廊下の補強の様子です。

廊下の突き当りの壁を一部撤去して、補強金物で梁と柱を繋げてしっかりと固定しました。

同じく、廊下の天井板を撤去して、天井裏に隠れている梁と柱を補強金物で固定しました。

地震の大きな揺れを受けた時に、柱と梁がバラバラに外れると、建物が倒壊するリスクが高くなってしまうため、補強金物で繋げて補強しました。

補強する際に撤去した壁を復旧します。

この壁は現状復旧で、聚楽を塗って仕上げます。先に撤去した部分に壁を張るため、下地を入れました。

続いて、撤去した部分にプラスターボードを張り、壁を復旧しました。このまま聚楽を塗ると、壁に継ぎ目が割れてくるので、継ぎ目に補強のメッシュを入れてから下塗りします。

壁を撤去した部分のみ補修することも可能ですが、底だけ目立ってしまうので、壁一面に聚楽を塗って仕上げました。さらにT様邸は、廊下すべての壁の聚楽を塗り替えました。

廊下の天井板は耐震補強後に張り替えました。

耐震改修工事は、補強する際に壁や天井を解体しないと工事ができません。しかも、建物全体の壁や天井をさわることになるので、内装リフォームも合わせて行うことがほとんどです。

2階には和室が3部屋あり、耐力壁をィ億束設置しました。

耐力壁とは地震時の横揺れや横方からの風を受けた時に建物を支えるための強い壁のことです。

耐力壁を設置する時には、壁一面を解体しないといけません。壁を解体し、耐力壁の受け材（下地）を設置しました。

受け材の上に構造用合板を張りました。

先に柱と梁に補強金物を入れて固定したり、使用する金物やビスの長さも定めされているので規定通りに設置しました。

耐震改修で国の補助金を受ける際には、中間検査と完了検査が行われます。

耐力壁の上にプラスターボードを張りました。

現状復旧で、この上に聚楽を塗って仕上げます。

和室全体をきれいにするため、耐力壁に加えてすべての壁の聚楽を塗り替えました。

腰窓には内窓も設置しています。