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忠岡町で外構の目隠しフェンスを設置することになり、ブロックを積み上げるための基礎の設置を行いました。
この記事では、基礎を設置する前の配筋の様子をご紹介します。
基礎は建物を支える土台部分のことです。
頑丈な基礎を設置するために鉄筋を配置して補強しました。
K様邸は家の裏の敷地に「万年塀」が設置されていましたが、経年でひび割れが発生するなど耐久性が低下していたので、撤去してブロックを積み上げてアルミ製のフェンスを設置することになりました。
万年塀を撤去した後、基礎を設置するために規定の位置まで地面を掘り下げました。
そこに基礎の補強の鉄筋を配置していきます!
基礎の耐久性を向上させるために、既存のブロック塀と緊結させて設置します。
既存のブロック塀に電動工具で穴を開け「差し筋アンカー」を使って二つの基礎を連結させます。
差し筋アンカーとは「拡張アンカー」と「鉄筋」を一体化させたものです。
拡張アンカーとは文字通り、広がるアンカーのことで、写真の金色の先端部分になります。
拡張アンカーが付いた差し筋アンカーをブロックに打ち込むと、中でアンカーが広がり、それにより抜けなくなるのです。
差し筋アンカーを4本打ち込んで設置しました。
新しく設置する基礎の鉄筋と繋げてからコンクリートを打設することで、既存のブロック塀と新たに設置する基礎が緊結されて耐久性が向上します。
次に、水糸を張って各鉄筋を配置していきます。
水糸とは水平線を記すための糸のことです。水糸でしかるべき水平線を記し、それに従って鉄筋を配置しないといけません。
横方向の鉄筋が「横筋」縦方向の鉄筋が「縦筋」です。
基礎を補強するために、あばら筋を一定間隔で配置して結束線で横筋と繋げました。
あばら筋は文字通り、あばら骨のように包んで補強する役割があります。配置する間隔も基礎の大きさによって決まっています。
各鉄筋を結束線で結束することで、コンクリートを打設した時に鉄筋がズレることなく既定の位置で納まるようになります。
鉄筋の太さや繋ぎ目の重なり部分の長さ、配置などは、耐久性のある基礎を設置するために規定通りに設置しないといけません。工事当日に、作業をスムーズに行えるように、事前に図面を書き、使用する鉄筋の種類や本数、配置図を明確に記したものを準備しました。
基礎の配筋完了です!
縦に伸びているのはブロックを積み上げる時の縦筋です。あらかじめ基礎の中に縦筋を配置することで、基礎とブロックを一体化させることができます。
どんなに頑丈な基礎をつくっても、塀とバラバラになると意味がありません!
基礎の設置工事では必ず配筋工事を行います。
鉄筋が無いと、コンクリートが乾燥する際に割れてしまったり、強度を確保できないので建物や塀をしっかりと支えることができません。
基礎のコンクリートを流し込むと中の鉄筋は見えなくなりますが、基礎の中でも重要な部分になります。この配筋を見て、K様にも安心していただくことができました。
次は基礎のコンクリート打設の様子をご紹介します。
現地調査はこちら ➡ 忠岡町の万年塀の撤去と目隠しフェンス設置のご相談
万年塀の撤去 ➡ 忠岡町の万年塀を撤去し地面を転圧しました!
基礎の型枠設置 ➡ 忠岡町でブロックの基礎の型枠を設置しました!
基礎のコンクリート打設 ➡ 忠岡町でブロックの基礎のコンクリートを打設!
ブロックとフェンス設置 ➡ 忠岡町でブロックを積みリクシルのフェンスを設置!
「ブロック塀を設置したいけど、地震が怖いから丈夫な基礎を設置してほしいな・・」
と、基礎のことで心配されている方はおられますか?
やまなか工務店は建物の構造に詳しい一級建築士が在籍しております。
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