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忠岡町にお住いのK様より万年塀(まんねんべい)の撤去と目隠しフェンス設置のご相談をいただき現地調査にお伺いしました。
「家の裏にある塀が劣化してるので倒れないか心配で・・・。それと、裏の敷地が整地されて今度家が建つことになったので、その前に塀を入替えておかないと、作業がしにくいかと思いまして」とのお話です。
K様邸は以前やまなか工務店で、台風被害に遭った屋根の修理などを行い、またお声かけ頂きました。
同じお客様にまたご相談をいただけると元気なお顔が見られてとても嬉しいです。
それでは忠岡町K様よりいただいた万年塀の撤去と目隠しフェンス設置の様子を一緒にみていきましょう!
まずは「万年塀」についてご説明させていただきます。
万年塀はコンクリートの「柱」「板」「笠木」によって構成される丈夫な塀のことです。
柱が凹んだ形状になっているので、その隙間に板をはめ込んで建てられています。そして一番上に設置されるのが笠木です。
※笠木とは、立ち上がり壁や塀などの上部に取り付ける部材のことです
万年塀は「万台塀」とも呼ばれていますが、正式な名称は「日本産業規格(JIS規格)A5409 鉄筋コンクリート組み立て塀構成材」と言い、現在でも設置されることがあります。
万年塀は、地震や台風にも耐えられるように安全に設計されていますが、経年でクラックが発生したり、柱が傾いたり、板がズレるなどの不具合を起こすことがあります。それらの劣化症状を放置すると塀の耐久性を脅かして大変危険です!
K様邸の万年塀も様々な劣化症状が起こっていました。
K様邸の万年塀を確認すると、コンクリート製の板がずれて隙間があいている箇所がありました。
これを見たK様は「こんなに隙間があいてるんですが、あと何年くらいもつんでしょうか。地震も怖いし、この際撤去して新しいフェンスを設置してもらおうと思ってるんです」とお話くださりました。
上記でご説明したように、万年塀は柱の凹んだ部分の溝に板を家からはめ込んで設置されているのですが、地盤が沈むと写真のように板が下がってしまうことがあります。
次にK様が心配されていたのはクラック(ひび割れ)です。
写真のようなクラックが数カ所で発生していました。
このようなクラックを放置し続けると、そこから雨水が染み込んで鉄筋が錆びついて膨張し、その時の力でコンクリートの表面が爆裂して鉄筋が露出してしまいます。
板を支えている柱にも大きなクラックが発生していました・・・!
万年塀は柱の両側にある溝に板をはめ込んで支えていますので、柱の耐久性が低下すると板を支えることができなくなり大変危険です。
写真はK様邸の裏の敷地から見た万年塀の様子です。
両隣の住宅も同じ時期に万年塀を設置されていますが、この工事でK様邸の塀は撤去することになります。
ご相談の結果、合計9ブロックの万年塀を撤去することになりました。
塀を撤去するとお家の敷地が丸見えになりますし、防犯面でも心配です。更に裏の敷地との境界も分かりやすい方がいいので、ブロックを4段積み上げて、その上にアルミ製の目隠しフェンスを設置することになりました。
次の現場ブログで万年塀の解体作業から順番にご紹介させていただきますね(*^-^*)
万年塀の撤去 ➡ 忠岡町の万年塀を撤去し地面を転圧しました!
基礎の鉄筋工事 ➡ 忠岡町でブロック塀の基礎の鉄筋を配置しました!
基礎の型枠設置 ➡ 忠岡町でブロックの基礎の型枠を設置しました!
基礎のコンクリート打設 ➡ 忠岡町でブロックの基礎のコンクリートを打設!
ブロックとフェンス設置 ➡ 忠岡町でブロックを積みリクシルのフェンスを設置!
古くなり耐久性が低下した塀を放置していると大きな地震が発生した時に倒壊するなど危険が付きまといます。
万年塀やブロック塀のことで気になることがありましたらやまなか工務店にご相談くださいね。
ご相談・調査・お見積りは無料です!お気軽にお声かけくださいね!
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