岸和田市で腐食したベランダ床を修理し、FRP防水しました 約22万円 工期3日
岸和田在住Y様邸のベランダ防水工事の施工事例です。
築15年でベランダ床が腐食しているので、修理してほしいとのご相談です。
ベランダ床は元々雨水が当たりやすい場所ですので、
しっかりと防水されているのですが、経年劣化で防水層が劣化すると
雨水が侵入し、ベランダ床の下地が腐食することがあります!
Y様邸では腐食した部分の下地を新しく交換し、
FRP防水を施工しましたので、その様子をご紹介します。
ベランダ防水工事後の様子です。
腐食していた下地を交換し、FRP樹脂の防水層を施工しています。
FRP樹脂は紫外線に弱い為、FRP樹脂の上からグレー色のトップコートで保護しています。
それではベランダ防水工事の工程をご紹介したいと思います(*^^*)
岸和田在住Y様邸のベランダ床の劣化状況です。
FRP樹脂の防水層を保護する為に塗装されている「トップコート」が剥がれていました。
トップコートが剥がれている部分をみると、
透明色のFRP樹脂(防水層)と下地(木部)が見えています。
下地にまで雨水が侵入しているため腐食しているのもわかります。
工事1日目は、ベランダ床にFRP防水を施工する前に、腐食した下地を張り替えます。
床が腐食してペコぺコしている部分をカットします。
ベランダ床をカットするとベランダ床の内部に雨染みが付いていました。
新しい下地をビスで張り付けて補強しました。
部分補修ですので、既存のベランダ床と下地の継ぎ目には段差ができます。
段差があると、平らな防水層を施工する事ができませんので、
継ぎ目にパテを詰めて表面を綺麗に整えます。
工事2日目の様子です。
既存のベランダ床の上から防水層を施工していくのですが、
防水層を施工する下地が汚れているとしっかりと密着しませんので、
ケレン作業とアセトン拭きで下地を整えていきます。
※ケレン作業とは古くなった塗膜や、汚れを削り落とす作業です。
※アセトン拭きをすることで、ベランダ床に残った油膜を取り除きます。
防水層を施工する下地を整えた後は、
下地と防水層を密着させるためにプライマーを塗布します。
プライマーとは接着剤の役割があります!
プライマーをしっかりと乾燥させたら、いよいよ防水層を施工します。
岸和田在住Y様邸で施工する防水層は「FRP樹脂」と呼ばれる防水層です。
ガラスマットと呼ばれるガラス繊維のマットをベランダ床全体に敷き詰めて、
ポリエステル樹脂を浸透させて硬化させます。
FRP樹脂は飛行機や公園の遊具、浴槽など様々な場所で使われており、
防水はもちろん、軽量で強度が高いとい特徴があります。
ガラスマットにポリエステル樹脂を浸透させた後は、硬めのローラーで気泡を抜きます。
ガラスマットはガラス繊維が集まったものなので、どうしても気泡ができてしまいます。
気泡が残ったまま硬化してしまうと強度が落ちてしまいますので、
しっかりと気泡を抜いておきます!
FRP樹脂の気泡を抜いた後はしっかりと乾燥させます。
続いて工事3日目の様子です。
防水層が乾燥したら、防水層の上からトップコートを塗装します。
先ほどもお伝えしましたが、FRP樹脂は紫外線に弱いので、
紫外線から防水層を守るためには必ずトップコートの塗装が必要となります。
1度トップコートを塗装した後は、ガラスマットの繊維を削って表面を平らにします。
硬化したFRP樹脂をよく見てみると、チクチクとしたガラス繊維が残っています。
チクチクしているとベランダ床の表面にのこってしまうので、サンダーを使って削ります。
FRP樹脂は透明色なので、トップコートで色を付けるとわかりやすくなるので
トップコートを塗装してから削っています。
ベランダ床の表面を平らにしたら、2回目のトップコートを塗装します。
トップコートを2回塗装することで、塗膜も厚くなり強度が上がり、色ムラを防ぐことができます。
岸和田在住Y様邸で行ったFRP防水工事の様子は以上となります。
ベランダ床に雨水が侵入し、下地が腐食してお悩みの方や、
そろそろメンテナンス時期かな?と思われているかたはやまなか工務店で防水工事を行いませんか?
ベランダ防水工事(FRP防水)
工期 3日間 工事費 約22万円(税込)
(FRP防水、下地一部交換費用含む)