高石市の壁の中でカリカリという音が！小動物が入ったか確認！12/20
壁をあけて中を確認してほしい、とのご希望でしたが、先にキッチンの床下収納庫から床下を確認させていただきました。
床下は狭く、腹ばいになって移動しないといけないので服が汚れますし、健康にも良くありません。
専用のマスクと服を着用して床下から点検しました。
小動物がいるという壁の方を確認しましたが、付近に穴などはなく、侵入経路は見当たりませんでした。
N様邸は先日の工事で1階の洋室の板壁をクロスの壁に貼り替えたのですが、きれいにリフォームしたお部屋の壁の中に小動物が入り込んでいる可能性がありました。
きれいになった壁に穴を開けるのは気が引けましたがN様の心配を取り除くためにカット作業を行ないました。
壁をきれいに復旧するためには撤去する際もきれいに切り取らないといけません。カッターでクロスに切り込みを入れてめくると今回張った合板下地が見えてきました。
同じく合板下地もきれいにカットして取り除くと、既存のプリント合板の壁が出てきました。
プリント合板を撤去すると、壁の中が確認できます。
壁の中を四方確認すると、小動物はいませんでした。また、巣を作っている形跡もありません。
以前、壁の中に鳥が巣を作っていた事例もありますので心配していましたが問題ありませんでした。
「何もないことが分かって良かったです。でも、どこから入ったのかな・・」
小動物がまた壁の中に入り込むといけないので、侵入経路を探すことになりました。
屋根や外壁などを順番に確認すると、床下の換気の目的で設けられた通気口の蓋が半分あいていることが分かりました！
給水管を外部から床下に通す際に換気口の蓋を半分カットしたようです。
ここだと断言できませんが、小動物は建物のちょっとした隙間から内部に入り込むので隙間を塞ぐことになりました。
エアコンの配管を通す穴（エアコンスリーブ）もあいている状態でした。
ここは壁の上の方で足場がないので小動物は入りにくいのですが、お隣の住宅の壁から飛び移ることはできたので、念のため塞ぐご提案をさせていただきました。また、小動物が入らなくてもハチや虫が入ることがあるので、今のうちに塞ぎます。
新しい通気口の蓋をご用意して後日取付けました。
給水管周りはできるだけ隙間ができないようにきちんとカットして、コーキングを充填して処置しています。
これで、小動物が入る隙間がなくなりました。
エアコンの配管の穴は、「エアコンパテ」という専用の補修材を詰めて塞ぎました。
今後、エアコンを設置する時はいつでも取り除けます。
「エアコンの穴からハチが部屋の中に入ってくる」というご相談をいただいた事がありますので、きちんと対処できて良かったです。
調査のためにカットした洋室の壁も復旧しました。
大工がカットした壁の下地を復旧し、クロス職人が部分的にクロスを貼り替えて完了です！
N様邸は先日壁にクロスを貼ったばかりなので、同じクロスがありましたし新旧の差なく復旧できましたが、クロスが古い場合、同じデザインのクロスがなかったり、あったとしても新旧の差がでてしまうのでお気をつけ下さい。
「せっかく工事してもらったんですが、動物がいると思うと心配だったので、今回きちんと確認してもらって良かったです」
N様が安心して過ごせるようになり本当に良かったです。
【高石市N様邸の現場ブログ】
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