阪南市のトイレリフォームで断熱材を入れ下地を設置!5/15
阪南市でトイレリフォームを行なっています。もともと3点ユニットバス(お風呂と洗面台とトイレがひとつの空間に設置された形状)だった箇所を解体してトイレと手洗い器を設置します。
この記事では「造作工事・ぞうさくこうじ」の中の壁・天井・床の下地設置をご紹介します。
3点ユニットバスを解体・撤去した空間に新しいトイレを設置していきます。3点ユニットバスはスペースの中に床や壁などの部材を組み立てて設置するので、もともとのスペースよりも狭くなっていました。このスペースに新たに下地を設置していきます。外部に面した壁には断熱材を入れてから壁の下地を設置しています。
壁の下地の上に合板を張るのですが、その合板には規格のサイズがあります。合板の規格のサイズに合わせて横向きの補強の下地を設置しました。合板の端がこの補強下地部分になるので、しっかりとビス留めすることができます。横方向に下地が入っていないと壁を押した時にたわむ可能性があります。
トイレの壁はクロス貼りになるので、クロスの下地となる合板を張らないといけません。壁の下地には「ラワン合板」という表面がきれいな合板を張りました。下地にはいくつか種類がありますが、構造用合板など表面の木目が粗い材料を使用するとクロスを貼った時に下地の形が浮き出てしまうので、ラワン合板のように表面の仕上げが滑らかなものを使います。クロスの下地には石膏ボード(プラスターボード)もよく用いられます。
天井には点検庫を設置しました。M様邸のこちらのスペースには様々な配線や配管が通っていますので、将来的にメンテナンスをすることを踏まえて点検庫をご提案させていただきました。
天井に点検庫があると急な雨漏りが発生した時に確認することができるので便利です。
トイレの床は水に強いクッションフロアを貼ります。床は人の体を支えたり便器を固定しないといけないので強度のある構造用合板(こうぞうようごうはん)を張り、その上にクッションフロアを貼るためのラワン合板を張りました。クッションフロアはシート状の床材で、専用の接着剤で密着させて貼り付けます。クロスと同様に下地の形が出てしまうので表面が滑らかなラワン合板を下地として用いました。
壁と床に合板下地を張った後、取り合い部分に巾木(はばき)を取付けました。巾木とは床と壁の取り合いに取り付ける見切り材のことです。掃除機をかける時に壁にぶつけると思いますが、巾木があるとクロスを傷める心配がありません。また、クロスや床を張った時に巾木があると見た目もきれいに仕上がります。巾木の色はいくつかありますが、壁・床ともに明るい色をお選びいただいているので白い巾木を採用しました。