家族を育む『住育』の家

 

 

皆さん、こんにちは!住育アドバイザーの山中雅子です。

その1 「住育」って何?

「住育」とは、家の間取りや素材、家具の配置や色などによって、お母さんのストレスが取り除かれたり、子供がいい子に育ったり、自然にコミュニケーションがとれて家族の絆が強くなり、心身とも健康な仲良し家族になれるという考え方です。

簡単にいうと「ワクワクできる住まいづくりの実現」です。

皆さんは、「生活を楽しんでいますか?」

「はい、楽しんでいます」とすぐに答えられたましたか?

私は、正直1年半前、答えられませんでした。

その2  ミセスリビングさんと出会って・・・

ミセスリビング

1年半前、代表とお客様のお宅にお伺いして、打ち合わせをすることが多くなりました。

 たまたま、知っている方の紹介で、京都にある「ミセスリビング」さんの住育講座を受講しました。

 「ミセスリビング」さんとは、代表の宇津﨑光代さんと娘さん2人でやっている設計事務所です。

 

そこで、学んだのは、

 ●「家を設計するのは、家事をしない男性がほとんどであり、 家事をしやすいつくりになっていないこと」

 ●工務店を経営する人たちのほとんどが、生活を楽しんでいないこと

 学んだことは、もっとたくさんあるのですがこの2つがとても心に残りました。

その3 子供が夜泣きする・・

子供たち

正直、私たちは、工務店を経営していて、ありがたいことに忙しく仕事をさせていただいていました。

 

でも、自宅の1Fにある事務所は狭く気持ち良く仕事ができる空間ではありません。

 

家庭はというと、特に当時小学1年だった次女が、夜になるとと泣き、朝は「学校に行きたくない」とまた泣き、1学期は毎日遅刻で朝は私が送っていくことがほとんどでした。

自宅で仕事ができる恵まれた環境にありながら、両親とも仕事中心の生活で、家庭は 心が休まる環境ではなかったかもしれません。

 そういった環境が、子供の成長に良くなかったのだと思います。

その4 両親の家を建て替えよう!!

実家建替え

当時、代表の実家(熊本県天草市)が築50年で老朽化し、年老いた両親が住むのには、 玄関までたどり着くまでの坂の勾配が高く危険だったり、段差も多く、建て替える計画が出て来ました。

主人も実家を建て替えるのが小さいころからの夢だったそうです。

 実際、ミセスリビングの宇津崎代表とも天草を訪れ、年老いた両親が今後、快適に過ごせるようプランを考えました。

 

宇津﨑代表は、義母の眼が悪い為、キッチンを一番日当たり良い南側に持ってきてくれたり(通常、日当たりの良い南側は、リビングを持ってくることが多い)、義父が普段よく眺めている外の景色を、今後も見れるよう縁側だったところをウッドデッキにしたりと、両親が今後、楽しんで生活できるよう終の棲家(ついのすみか)を考えてくれました。

その5 両親の家を建て替え中に・・私たちも「夢マップ」を作成!

夢マップ

両親の家は、代表の兄が定年退職したら帰ることもきまり、H25の11月から仮住まいから造ることになり、建築施工が始まりました。

私たちが施工店です。

専属の大工さん2人を天草に送り、現地の職人さんも集まり、代表が現場監督となり、天草と岸和田の往復が始まりました。

同じ時期に、私たち家族は、宇津﨑代表の娘の友見さんが考案した「夢マップ」というのを始めました。

これは、お家のリフォームを考えているお客様に、夢・不満・要望・改善などを家族で色分けして付せんに貼るもので、そのご家族に合った後悔のない本当に笑顔になれる「住まいづくり」をしていただくためのツールです。

本当にいろいろ出てきました。

特に子供たちは、「もう寝なさい!」というくらい次から次と書いてくれました。

※画像はクリックすると拡大します

その6 私たちが本当に心安らぐ家にしたい・・

天草の両親の家は、H26年の3月に無事、完成しました。

私も早く見に行きたかったのですが、仕事などもあり8月に家族で帰省してようやく完成を見ることができました。

両親の変化など施工事例で詳しくご紹介させていただきますね。

 

そして、私たち家族も「夢マップ」をやっていくうちに、いろいろな気づきがありましたが、 特に以下のことが、強い要望として出てきました。

 

●事務所が狭い 玄関を開けて壁が圧迫感があり、お客様が入ってきにくい

●寝室に事務所を通っていかないと行けない

●キッチン・ダイニング・リビングにものが溢れている

●子供部屋がほしい

 

私たちは、工務店を経営するものである前に、一般の生活者としてまず「快適な住まいづくり」をし、実際に生活をして、そこで「気づいたこと」や「楽しんで暮らすこと」をしてみたいと考えたのです。

私たちが生活を楽しんでいないで、どうしてお客様に「楽しい快適な住まいづくり」の提案ができるのでしょうか?

家族

住育の家

その7 実際にリフォームをしてみて・・・

H26 9月に私たちの自宅兼事務所のリフォームは、完成しました。

まだ、リフォームして2ケ月ですがモノが溢れていたキッチンカウンターはスッキリし、 2Fのリビングから屋根裏に設けた子供部屋と1Fの寝室は、開口を設けたことで繋がって 閉塞感がなく、気持ちがいいです。

 

では、実際にご覧ください。  代表の実家(熊本県天草市) 「天草住育の家」施工事例はこちら

                   やまなか工務店(岸和田市) 「岸和田住育の家」施工事例はこちら