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忠岡町で行ったブロックの基礎のコンクリート打設の様子をご紹介します。
K様邸は家の裏に万年塀(まんねんべい・コンクリート製の塀)が設置されていましたが、月日とともに劣化し、ひび割れが発生したり板の間に隙間ができるなど、心配な箇所が出てきました。
老朽化した塀が地震などで倒れることを心配されて、万年塀を撤去してからアルミ製の目隠しフェンスを設置することになりました。
補強の配筋を行い、木で型枠を設置した後、コンクリートを流し込んで丈夫な基礎を設置します。※補強の配筋や型枠工事の様子は前回の現場ブログでご紹介しています。
基礎の設置では、必ず型枠が必要です。
コンクリートは固まるまでは半固体状なので、型枠が無いとどんどん平らに広がっていきます。そのため、仕上がりの寸法になるように事前に型枠を設置しないといけません!
コンクリートを流し込む前に打ち水を行いました。
打ち水とは、水をかける作業のことです。型枠を濡らすことでコンクリート内の水分が急激に奪われる(木の型枠に吸い込まれる)のを防ぐことができるのでコンクリートが乾燥する際のひび割れを抑えることができます。
コンクリートは現場でつくることもできますが、打設する面積が広いので生コンクリートが入ったミキサー車を手配しました。
ミキサー車から出されたコンクリートを一輪車に積み込んで、基礎の型枠まで運んで少しづつ打設していきます。
一輪車に積み込んだコンクリートを型枠の端から順番に流し込んでいきます。
何度も往復して基礎に必要なコンクリートを運びました。
コンクリートはただ流し込めばいいという訳ではありません。
現場に運ばれてきたコンクリートには余計な気泡が含まれています。
大きな気泡があると、コンクリートの中で素材同士の結合を阻んで隙間ができてしまい、十分な強度を確保できなくなる可能性があるため、気泡を取り除かないといけません!
写真に写っているのは「バイブレーター」という振動する機械です。コンクリートに振動を与えることで内部の気泡を取り除くことができます。
基礎の天端に取り付けた角材が仕上がりの位置なので、そこまでコンクリートを流し込み、平らになるように均しました。
ちなみに、基礎の上に突き出ている鉄筋はブロックを積み上げる時の鉄筋です。
木の棒で平らに均した後、表面をきれいに仕上げるために金鏝を使って整えました。
金鏝を使うとデコボコしていた表面がツルツルになります。土間のコンクリートを打設する際には、滑らないように表面をザラザラに仕上げる刷毛引き仕上げを行うことがあります。
表面を金鏝仕上で整えて基礎の打設完了です!!
丈夫な型枠を設置したので、型枠がズレることなく設計通りの基礎を打設することができました。
万年塀を撤去した時に、既存のブロック塀の取り合いをカッター切りして縁切りしていました。
既存の塀のカッター切りした部分の表面がデコボコしていたので、コンクリートを塗装してきれいに仕上げています。
コンクリートを乾燥させてから型枠を取り外しました。
頑丈で美しい基礎が完成しています。
K様邸はこの基礎の上にブロックを4段積み上げて、その上にアルミ製の目隠しフェンスを設置します。次の現場ブログでブロック積みとフェンス設置の様子をご紹介します。
現地調査はこちら ➡ 忠岡町の万年塀の撤去と目隠しフェンス設置のご相談
万年塀の撤去 ➡ 忠岡町の万年塀を撤去し地面を転圧しました!
基礎の鉄筋工事 ➡ 忠岡町でブロック塀の基礎の鉄筋を配置しました!
基礎の型枠設置 ➡ 忠岡町でブロックの基礎の型枠を設置しました!
ブロックとフェンス設置 ➡ 忠岡町でブロックを積みリクシルのフェンスを設置!
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