モルタル外壁のひび割れ・誘発目地などの躯体補修 8/28 岸和田市

岸和田市F様邸 フェンス入替と外壁塗装工事

クラックが発生

岸和田市の外壁塗装とフェンス入替工事で前日、外壁塗装で使用する仮設足場の設置を行いました。

本日は、塗装前の躯体補修です。

F様邸の外壁はモルタルの塗り壁で数か所にクラック(ひび割れ)がありました。

ひび割れの上から塗装すると一見きれいに見えますが、ひびわれが直ったわけではないのでまた再発してしまいます。細いクラックなら塗料を染み込ませることで処置できますが、幅が広いひび割れは地震の影響などで動く可能性があるので強い補修材を使用して補修しました。

ひび割れに沿ってカッター切

幅が広いひび割れの補修です。

ひび割れに沿って、回転する電動カッターの刃を入れてひび割れ面を広げます。

ひび割れ面を広げることで、ひび割れの奥まで補修材を充填できます。

粉塵を取り除きます

刷毛で溝の中に残った粉塵を取り除きます。

粉塵がそのままだとこの後に充填する補修材がうまく密着しないので、きれいに掃除します。

プライマーを塗布します

次に、プライマーを塗布します。

プライマーは透明の塗料で、接着剤の役割があります。

プライマーを塗布することで、補修材がさらに強固に密着します。

エポキシ樹脂モルタルを充填

プライマー塗布後、エポキシ樹脂モルタルを充填します。

エポキシ樹脂モルタルは軽量で強度のある補修材で、モルタルなどの欠損部をしっかりと補修できます。

ひび割れ面を広げたので、奥まで行き届き、なおかつ補修材の厚みも確保できます。

誘発目地が割れています

外壁の誘発目地も割れていたのでシーリングを充填して補修します。

誘発目地は、ひび割れが発生すると予想される箇所にあらかじめ目地を設けて、ひび割れをそこに集中させる目地のことです。

一度割れてしまうと雨水が入る可能性があるので、シーリングのような弾力のある補修材で処置します。(ここに力が掛かるので弾力が無いと割れるからです)

シーリング充填

誘発目地にプライマーを丁寧に塗布し、シーリングを充填しました。

 

塗装工事では事前に現地調査を行い、建物の傷んだ部分を補修してから塗装することが大切です。塗装により処理しても表面的にきれいになっただけなので何の解決にもなりません。

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