岸和田市の玄関の壁を耐力壁に改修します! 9/17

岸和田市I様邸 耐震工事とお風呂入れ替えや外装リフォーム 

 

岸和田市の耐震改修工事で今回は、玄関の壁の耐力壁改修の様子をご紹介します。玄関の既存の壁と床を一部撤去し、ケミカルアンカーを用いて基礎と土台を緊結しました。また、柱と梁も補強金物で固定しました。

玄関の壁を耐力壁に

耐力壁を設置する際には、必ず「耐震診断」を行う必要があります。その診断結果に基づいて耐震改修設計を行い、工事に至ります。

耐力壁はどこにでも設置できるわけではありません。建物の倒壊を防ぐためにバランスよく配置しないといけません。そのために耐震診断及び耐震設計が必要です。

玄関の壁を撤去

前回、キッチンの壁を耐力壁に改修した様子をご紹介しました。

続いて玄関の壁を耐力壁に改修します。まずは既存の壁を撤去しました。

ケミカルアンカー挿入

床も一部カットし、土台が見える状態にしました。

土台と基礎がしっかりと固定されていなかったら、地震の揺れの時に基礎と土台が離れて倒壊してしまいます。それを防ぐためにケミカルアンカーというあと施工のアンカーを使用します。

異形鋼棒を打ち込みます

ケミカルアンカーを打ち込むと、中でカプセルが割れて溶剤が流れ出し、化学反応を起こします。そこに異形棒鋼を打ち込むと強固に固定される仕組みです。異形棒鋼は、土台を貫通し、基礎まで達しているので、二つを繋いで固定することが可能です。

基礎と土台を緊結しました!!

異形鋼棒をナットでしっかりと固定し、緊結完了です。

ケミカルアンカーがあると、このようにあとからでも補強が可能になります。

柱と梁も補強金物で固定

玄関の柱と梁の接続部も補強金物でしっかりとつないで固定しました。

柱と梁を固定することで、地震の揺れが発生した時に建物が倒壊する確率を低下させることができます。

 

次は耐力壁の受け材の設置や構造用合板の設置などをご紹介します。

 

前日はこちら(岸和田市の壁に構造用合板設置) 

 

つづきはこちら(岸和田市の耐力壁設置とトタン屋根の入替)

 

現地調査はこちら(岸和田市のお風呂入れ替えなどの調査)

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