泉大津市でタバコのヤニによるクロス変色・クロス貼替工事の様子
クロスをめくって下地の補修が必要な場合は下地を補修する必要があるのですが、N様邸の場合は、下地に異常が無く、再利用できる状態でした。
N様邸には、戸襖があるので、戸襖のクロス(洋室側)もめくってクロスを貼替ます。
戸襖ってご存知ですか？
戸襖とは、和室と洋室の間仕切りに使われる襖で、表と裏では異なる資材が使われています。
和室側の片面が襖で、洋室側の片面がクロスになっています。
クロス自体には糊が付いていない為、「糊付け機」と言う機械を使ってクロスに糊を付けていきます。
「糊付け機」とは？
機械にクロスをセットし、自動で糊を付ける機械です。
次に糊の濃度の調整をします。
機械にセットする際、糊の濃度の調整が重要です。
糊は水で薄めます。
糊を濃いめにすると、くっつきやすくはなりますが、クロスを貼った時に糊がクロスからはみ出て、工具などにつきクロスを汚してしまうこともありますので、貼っても剥がれにくく糊がはみ出さないくらいの濃さの糊をつくります。
一方、糊が薄いとクロスがくっつきにくく、隙間ができてしまいます。
また、下地の材質によっては糊を吸収する下地の場合もあるので、下地によって糊の濃さを調節することが必要です。
糊ができたら、機械に糊とクロスをセットします。
次に、必要な長さにクロスをカットします。
天井からクロスを貼らないと、足場が壁に当たったり、天井を貼ったクロスから糊がはみ出たりして壁が汚れる場合があるので、先に天井から貼り、天井を貼り終えてから壁のクロスを貼っていきます。
クロスは、あい裁ち工法(あいだちこうほう)と言う貼り方で貼っていきます。
あい裁ち工法とは？
あい裁ち工法とは、別名「重ね切り」「重ね貼り」とも呼ばれています。
クロスの継ぎ目と継ぎ目を少し重ねて重なった部分をカットして貼り付ける方法のことです。
カットした時に浮いたクロスをローラーで空気を抜きながら貼っていきます。
壁のクロスを貼る時は、大型家具がある場合、移動させながらクロスを貼っていきます。
開口部はクロスを貼ってからカットします。
カットをして戸襖のクロスの貼替完了です。
N様邸より、クロスを貼替て部屋全体が明るくなったとお喜びのお言葉をいただきました！
壁紙が汚れてきた、クロスが一部めくれてきたなど、クロスの貼替をご検討されている方は、是非、当社にご相談下さい!!