壁や天井の仕上げ材って何がいいのかな?それぞれ特徴をご紹介します
みなさまこんにちは、やまなか工務店です。
新築工事や内装のリフォーム工事、増築工事を行う時は
必ず、壁や天井の仕上げ材を選ぶこととなります!
ほとんどのお家ではクロスの仕上げが多いかもしれませんが、
近年、シックハウス対策や環境問題に対する関心の高まりから
漆喰や珪藻土などの自然素材を用いた塗り壁が再び注目されています★
今回の記事では、壁や天井の仕上げ材にはどのようなものがあるのか?
また、それぞれどのような特徴があるのかをご紹介したいと思います。
新築工事や内装のリフォーム工事、増築工事を行う時は
必ず、壁や天井の仕上げ材を選ぶこととなります!
ほとんどのお家ではクロスの仕上げが多いかもしれませんが、
近年、シックハウス対策や環境問題に対する関心の高まりから
漆喰や珪藻土などの自然素材を用いた塗り壁が再び注目されています★
今回の記事では、壁や天井の仕上げ材にはどのようなものがあるのか?
また、それぞれどのような特徴があるのかをご紹介したいと思います。
壁や天井の施工には【湿式工法】と【乾式工法】があります
壁や天井の施工方法には【湿式工法-しっしきこうほう-】と【乾式工法-かんしきこうほう-】があります。
【湿式工法】とは、漆喰や石膏プラスターなど水を混ぜる材料を用いる工法で、
【乾式工法】とは合板や石膏ボードと言った、水を混ぜる材料を使わず
釘や接着剤で取り付ける工法のことを言います。
ではそれぞれどのような特徴があるのでしょうか?
【湿式工法】とは、漆喰や石膏プラスターなど水を混ぜる材料を用いる工法で、
【乾式工法】とは合板や石膏ボードと言った、水を混ぜる材料を使わず
釘や接着剤で取り付ける工法のことを言います。
ではそれぞれどのような特徴があるのでしょうか?
湿式工法の特徴
湿式工法は材料を乾燥させる時間が必要なので、工期が長くなりますが、
継ぎ目の無い平滑な壁や天井をつくることができます。
職人の経験と技術が必要となりますが、他にはないデザインをつくることができて、
自然素材の質感や味わいを感じることができます♬
継ぎ目の無い平滑な壁や天井をつくることができます。
職人の経験と技術が必要となりますが、他にはないデザインをつくることができて、
自然素材の質感や味わいを感じることができます♬
乾式工法の特徴
乾式工法は現在の住宅建築において主流となっている工法ですので、
湿式工法に比べて施工のできる職人が多く、工期も短くすぐに工事が完了します。
しかし、選ぶ材料によっては継ぎ目が目立ってしまうこともあります。
湿式工法に比べて施工のできる職人が多く、工期も短くすぐに工事が完了します。
しかし、選ぶ材料によっては継ぎ目が目立ってしまうこともあります。
湿式工法【塗り壁について】
湿式工法による塗り材は【石膏プラスター】や【漆喰】【珪藻土】【聚楽】などの左官材が有名です。
左官材が付着しやすいようにラスボードと呼ばれる下地を張ってから、塗装して仕上げます。
塗り材にもそれぞれの特徴がありますので、
詳しくご紹介します★
左官材が付着しやすいようにラスボードと呼ばれる下地を張ってから、塗装して仕上げます。
塗り材にもそれぞれの特徴がありますので、
詳しくご紹介します★
★石膏プラスター
石膏プラスターとは焼石膏の粉に、水と混和剤を混ぜて練ったものをコテで塗装します。
乾燥時間は他の左官材に比べて早く、平滑に仕上げることができます♬
また、耐火性に優れており、ひび割れを起こしにくいのですが、
吸湿性があるので、湿気の多い場所には適さないので気を付けましょう(>_<)
乾燥時間は他の左官材に比べて早く、平滑に仕上げることができます♬
また、耐火性に優れており、ひび割れを起こしにくいのですが、
吸湿性があるので、湿気の多い場所には適さないので気を付けましょう(>_<)
★漆喰
漆喰は消石灰に糊や※スサを混ぜて水で練ったものでコテで塗装します。
伝統的な和風住宅の内装仕上げによく使われてきた左官材料で、
防火性や調湿性に優れており、カビにも強いです★
しかし、ひび割れが発生するリスクが他の左官材よりもあります(;´・ω・)
※スサとは麻や藁、紙などの繊維資材を刻んだもので、塗り壁の強度やひび割れ防止の効果があります。
伝統的な和風住宅の内装仕上げによく使われてきた左官材料で、
防火性や調湿性に優れており、カビにも強いです★
しかし、ひび割れが発生するリスクが他の左官材よりもあります(;´・ω・)
※スサとは麻や藁、紙などの繊維資材を刻んだもので、塗り壁の強度やひび割れ防止の効果があります。
★珪藻土
珪藻土は藻の一種である珪藻の死骸が海底などに積み重なって化石化したものを細かく粉状にして練ったものです。
細かいざらつきのある仕上がりとなり、調湿性や断熱性、消臭効果などに優れています。
防カビの効果もあるのですが、シミができやすく粉が落ちやすいというデメリットがあります・・・。
細かいざらつきのある仕上がりとなり、調湿性や断熱性、消臭効果などに優れています。
防カビの効果もあるのですが、シミができやすく粉が落ちやすいというデメリットがあります・・・。
★聚楽(じゅらく)
聚楽は色土に木の粉や糊などを混ぜてつくられています。
和室などによく仕上げられる壁で、
昔は京都の聚楽第付近で産出する色土を用いた壁を【聚楽壁(じゅらくかべ)】と言っていたのですが、
最近ではこれに似せて仕上げた土塗り壁全体を【聚楽壁】と呼んでいます。
これらの湿式工法による塗り壁は『左官仕上げ』とも呼ばれています。
和室などによく仕上げられる壁で、
昔は京都の聚楽第付近で産出する色土を用いた壁を【聚楽壁(じゅらくかべ)】と言っていたのですが、
最近ではこれに似せて仕上げた土塗り壁全体を【聚楽壁】と呼んでいます。
これらの湿式工法による塗り壁は『左官仕上げ』とも呼ばれています。
湿式工法【タイル・石材について】
湿式工法には【タイル】や【石材】なども含まれます。
内装用の壁に用いるタイルでは「半磁器質タイル」があります。
磁器質と陶器質の中間的な性質であり、磁器質よりも燃焼温度が低いので
燃焼時の収縮が少なく寸法精度が高いという特徴があります。
一方壁に用いられる石材は「大理石」や「花崗岩」「安山岩」などがあります。
石材は重量があるため、薄く加工したものを接着剤で留める工法も多くなっています。
「半磁器質タイル」は洗面室の壁やトイレの壁などにデザインとして張ることは多いですが、
本物の「大理石」や「花崗岩」「安山岩」を張っているお家は少ないと思います💦
では、最近の住宅ではあまりタイルや石材って使うことって無いんかな?
広い範囲にタイルを張って高級感を出したいんだけどな?と思われた方!
室内空間の調湿効果や脱臭効果を持つタイルがあります!
それは住宅設備メーカーLIXILが開発した【エコカラット】です♬
内装用の壁に用いるタイルでは「半磁器質タイル」があります。
磁器質と陶器質の中間的な性質であり、磁器質よりも燃焼温度が低いので
燃焼時の収縮が少なく寸法精度が高いという特徴があります。
一方壁に用いられる石材は「大理石」や「花崗岩」「安山岩」などがあります。
石材は重量があるため、薄く加工したものを接着剤で留める工法も多くなっています。
「半磁器質タイル」は洗面室の壁やトイレの壁などにデザインとして張ることは多いですが、
本物の「大理石」や「花崗岩」「安山岩」を張っているお家は少ないと思います💦
では、最近の住宅ではあまりタイルや石材って使うことって無いんかな?
広い範囲にタイルを張って高級感を出したいんだけどな?と思われた方!
室内空間の調湿効果や脱臭効果を持つタイルがあります!
それは住宅設備メーカーLIXILが開発した【エコカラット】です♬
エコカラットってどのようなタイル?
エコカラットは特殊なセラミック素材で作られており、微細な穴があります。
電気などのエネルギーを使うことなく、調湿や脱臭、有害物質除去の効果が期待でき、
環境にもとっても優しい素材です★
臭いの気になるトイレや玄関はもちろん!
皆様がよくいるお部屋でも施工する事ができます(*^^*)
また、柄や色が豊富でインテリア性も高いのでオシャレなお部屋にもなりますよ。
ちなみにエコカラットは専用の接着剤で張る為、施工も短くて済みます。
続いて【乾式工法】の材料についてご紹介します。
電気などのエネルギーを使うことなく、調湿や脱臭、有害物質除去の効果が期待でき、
環境にもとっても優しい素材です★
臭いの気になるトイレや玄関はもちろん!
皆様がよくいるお部屋でも施工する事ができます(*^^*)
また、柄や色が豊富でインテリア性も高いのでオシャレなお部屋にもなりますよ。
ちなみにエコカラットは専用の接着剤で張る為、施工も短くて済みます。
続いて【乾式工法】の材料についてご紹介します。
乾式工法【壁紙】について
壁紙は一般的に「クロス」と呼ばれており、紙自体は薄いので下地として
「石膏ボード」や「合板」を張り、その上に張って仕上げます。
「クロス」以外にも、乾式工法として「オレフィンシート」や「硬質塩ビタックシート」などがあるので
それぞれどのような違いがあるのか紹介したいと思います。
「石膏ボード」や「合板」を張り、その上に張って仕上げます。
「クロス」以外にも、乾式工法として「オレフィンシート」や「硬質塩ビタックシート」などがあるので
それぞれどのような違いがあるのか紹介したいと思います。
★クロス
一般的に普及されているクロスは「塩化ビニル製」のクロスで、
安価な量生産品から、特殊印刷の高級品まで種類が多く、色柄も豊富で扱いやすいです。
掃除やメンテナンスもしやすく、比較的汚れが付きにくく落としやすいです♬
その他にも洋紙を使った「紙壁紙」や織物を紙で裏打ちした「布壁紙」、
天然木やコルクを薄くスライスして紙と張り合わせた「銘木シート壁紙」や「コルク壁紙」などもあります。
安価な量生産品から、特殊印刷の高級品まで種類が多く、色柄も豊富で扱いやすいです。
掃除やメンテナンスもしやすく、比較的汚れが付きにくく落としやすいです♬
その他にも洋紙を使った「紙壁紙」や織物を紙で裏打ちした「布壁紙」、
天然木やコルクを薄くスライスして紙と張り合わせた「銘木シート壁紙」や「コルク壁紙」などもあります。
先ほどクロスは下地の上から貼りますとお伝えしました。
下地として主流となっているのは写真で写っている「石膏ボード」です。
石膏ボードは焼石灰と水を混合し、板状に成形してその両面かた原紙で挟んだボードです。
防火性に優れているので、下地材としてよく使われています!
下地として主流となっているのは写真で写っている「石膏ボード」です。
石膏ボードは焼石灰と水を混合し、板状に成形してその両面かた原紙で挟んだボードです。
防火性に優れているので、下地材としてよく使われています!
★オレフィンシート
オレフィンシートとは、オレフィン系樹脂を主原料とする「非塩ビ壁紙」です。
燃やしても有毒物質を発生しないので、安全性に優れ、環境にも優しい素材です♬
燃やしても有毒物質を発生しないので、安全性に優れ、環境にも優しい素材です♬
★硬質塩ビタックシート
硬質塩ビタックシートは、塩化ビニル樹脂が主原料で粘着剤付き印刷フィルムです。
(オレフィンシートは粘着剤がついていません)
豊富な色や柄があり、木や金属、石などの素材感を表現したものもあります!
傷が付きにくく、建具や建具枠、家具などにも使用されています。
(オレフィンシートは粘着剤がついていません)
豊富な色や柄があり、木や金属、石などの素材感を表現したものもあります!
傷が付きにくく、建具や建具枠、家具などにも使用されています。
乾式工法【木質系壁仕上げ材・化粧石膏ボード】について
木質系壁仕上げ材には「無垢板」「天然木化粧合板」「特殊加工化粧合板」などたくさん種類があります!
先ほどクロスの下地で使用されている石膏ボードにも仕上げ材として「化粧石膏ボード」もあります(*^^*)
それぞれの特徴もご紹介したいと思います★
先ほどクロスの下地で使用されている石膏ボードにも仕上げ材として「化粧石膏ボード」もあります(*^^*)
それぞれの特徴もご紹介したいと思います★
★木質系壁仕上げ材
「無垢板」
加工していない天然の材です。吸湿性や放湿性に優れているので、湿気の多い夏場など快適に過ごすことができます。
しかし、割れたり反ってしまうことがあるので施工には注意が必要です。
「天然木化粧合板」
薄くスライスした木を繊維の向きを互い違いにして重ねた合板の表面に、天然木を張ったものです。
木材の風合いを持ちながら、無垢材に比べて幅や長さの自由度があり、安価で施工もしやすいです。
「特殊加工化粧合板」
オーバーレイ合板やプリント合板など、合板の表面に樹脂シートやプリントを施したものです。
色・柄が豊富で、メンテナンスしやすいです。
加工していない天然の材です。吸湿性や放湿性に優れているので、湿気の多い夏場など快適に過ごすことができます。
しかし、割れたり反ってしまうことがあるので施工には注意が必要です。
「天然木化粧合板」
薄くスライスした木を繊維の向きを互い違いにして重ねた合板の表面に、天然木を張ったものです。
木材の風合いを持ちながら、無垢材に比べて幅や長さの自由度があり、安価で施工もしやすいです。
「特殊加工化粧合板」
オーバーレイ合板やプリント合板など、合板の表面に樹脂シートやプリントを施したものです。
色・柄が豊富で、メンテナンスしやすいです。
★化粧石膏ボード
「化粧石膏ボード」
石膏ボードの上に木目や布目などの化粧シートを張ったりプリント加工したものです。
耐火性や遮音性に優れており、ホルムアルデヒドを分解する働きもあるため、シックハウス症候群の対策にもなります!
石膏ボードの上に木目や布目などの化粧シートを張ったりプリント加工したものです。
耐火性や遮音性に優れており、ホルムアルデヒドを分解する働きもあるため、シックハウス症候群の対策にもなります!
木質系壁仕上げ材や化粧石膏ボードを張るには、下地が必要です。
壁には「胴縁」と呼ばれる下地、天井には「野縁」と呼ばれる下地を施工してから、
木質系壁仕上げ材や化粧石膏ボードを下地に直接、釘打ちして張り付けます。
今回は色々な種類の施工方法や特徴についてご紹介させていただきました(*^^*)
内装の仕上げ材を選ぶ時の参考にして頂ければと思います★
また、内装工事や増築工事などお考えの方は一度、
やまなか工務店でご相談してみませんか?
壁には「胴縁」と呼ばれる下地、天井には「野縁」と呼ばれる下地を施工してから、
木質系壁仕上げ材や化粧石膏ボードを下地に直接、釘打ちして張り付けます。
今回は色々な種類の施工方法や特徴についてご紹介させていただきました(*^^*)
内装の仕上げ材を選ぶ時の参考にして頂ければと思います★
また、内装工事や増築工事などお考えの方は一度、
やまなか工務店でご相談してみませんか?