忠岡町で急な階段を撤去して緩やかな階段に！ 2/25

既存の階段は勾配がきつかったため、両側に手すりを取り付けていました。年齢を重ねるごとに階段の上り下りに不安を感じるようになり、階段の架け替えを決断されました。

既存の階段をすべて解体・撤去し、それに伴い床も一部撤去しました。

2階部分の作業ははしごをかけて行います。

既存の階段を固定していた下地部分に石膏ボードを張ります。

階段室の壁はじゅらくを塗って仕上げるため、壁の段差をなくさないといけないからです。

階段の「ささら」という部材に蹴込み板を差し込む溝を加工します。

ささらとは階段の両側の壁に取り付けるベースの板のことで、踏板をのせて固定するためのものです。蹴込み板とは踏板と踏板の間に取付ける垂直の板のことです。

ささらに踏板と蹴込み板を差し込むための溝を加工し、階段室の壁の両側に仮に取付けました。ささらは階段の勾配や踏板の角度などを計測・調整しながら取付けないといけません。

階段の勾配が変わるため、建物の梁に新しい階段のささらが干渉します。梁が年月とともに膨れていたので表面を削り落として平らにし、ささらを真っすぐ通します。

ささらの溝に階段の踏板や蹴込み板をはめ込むことができるか確認し、ささらを固定しました。両側のささらを同じ角度で取付けないと踏板がうまく入りません。

踏板と蹴込み板をはめ込んで固定し、階段を設置していきます。

階段の下のスペースは半分が収納で、残りの半分には洗面台を設置するので、階段の裏面に板を張って塞ぎます。