貝塚市で床下に大量の水が溜まっていた原因の外部排水管を交換
こんにちは!
やまなか工務店です(^^)/
貝塚市のU様邸にて、キッチンの外部排水管の詰まりによる床下への水漏れを修繕しました。
前回の現場調査で、水漏れの原因が外部排水管のトラップ部分の詰まりであることが判明。
今回はその修繕工事の様子をお届けします。
小さな詰まりでも、放っておくと大きな被害につながることも。
今回の工事の流れを見ながら、同じようなお悩みがあればいつでもご連絡くださいね!
水漏れの原因はここでした!!


まずは、前回の現場調査で特定した詰まりの部分を改めて確認します。
詰まっていた外部排水管の会所枡部分にあるトラップの写真です。
トラップの管の内部には、油汚れやゴミがびっしりと詰まっていました。
この詰まりが原因で水がスムーズに流れず、キッチンの排水が逆流していたようです。
結果として、オーバーフローを引き起こし、床下に水が溜まっている状態でした。
会所枡とは・キッチン・お風呂・洗面・トイレなど、家の各場所からの排水を一カ所にまとめ合流するポイントに設置される枡(ます)です。
排水の流れをスムーズにするだけでなく、点検や清掃をしやすくする役割もあります。
少しでも詰まりにくい会所枡に交換

今回は、より詰まりにくい構造の会所枡を使用します。
こちらが新しく交換する塩ビ製の会所枡です。
以前使用されていたものよりもトラップが太く、流れがスムーズになるよう設計されています。
これにより、ゴミや油が溜まりにくくなり、詰まりのリスクが軽減されます。
長く安心して使えるよう、耐久性の高いものを選びました。
排水管を交換します。

今回の工事では、キッチンからつながるすべての排水管を新しく交換します。
新しい排水管をサイズを合わせるためにカットします。
設置場所にぴったり合うよう、慎重に長さを測りながら切断します。
長すぎると勾配が崩れ、短すぎると接続が難しくなるため、正確な作業が求められます。
サイズに合わせてカットします。

切断した排水管の切り口を面取りしている様子です。
切り口にバリ(ギザギザの部分)が残っていると、接続時に隙間ができてしまうことも!!
しっかり面取りをして、なめらかに整えます。
接着前にパイプの端を面取りし、接着剤の密着をよくするのがポイントです。
排水管を繋げて設置していきます

エスロンを塗った後、すぐに差し込んで数秒間押さえ、しっかり固定します。接着剤が乾くと、強固に密着し、水漏れを防ぐことが出来ます。
エスロン接着剤とは塩ビパイプ専用の接着剤で、強力に密着し、水漏れを防ぐ。

土を掘って新しい排水管を設置します。
排水の流れがスムーズになるよう、適切な勾配をつけながら配置します。
これにより、水がスムーズに流れるようになり、再発防止にもつながります。

会所枡も設置します。
これで、ゴミが溜まりにくくなり、定期的なメンテナンスもしやすくなりました。
今後、簡単な清掃を行うことで、長く使える環境が整いました。

外部排水管が詰まり、水が逆流していたため、キッチンのシンク下からつながる排水管にも汚れが溜まっていました。
こちらは汚れてはいたものの、再利用できる状態でしたので、洗浄しました。
長年の使用によって、ヌメリや油汚れがびっしりと付着していました。
専用の洗浄剤を使いながら、高圧洗浄で内部の汚れもしっかり取り除きました。
新しい外部排水管と接続

キッチンの排水溝と外部配管を接続しました。
排水管同士がしっかり固定され、水漏れが起こらないよう丁寧にチェックします。
接続面には適切なシーリングを施し、排水がスムーズに流れることを確認しました。

外部配管を埋め戻し、工事完了です。
配管がしっかり固定されていることを確認し、周囲の土を丁寧に戻しました。
仕上げに地盤を均し、見た目もきれいに整えました。
これで、今後の水漏れの心配もなく、安心して使える状態になりました。
また今回床下には大量の水が溜まっていました。
このままではカビの発生や、チョウバエなどの虫の発生原因になります。
床下の水の除去や害虫駆除については、当社では対応できないため、専門の業者への依頼をご提案させていただきました。
床下への水漏れは、目に見えない場所だからこそ、発見が遅れることが多いです。
「もしかして詰まってるかも?」と思ったら、お気軽にご相談ください!
小さな不安も、しっかり解決できるようお手伝いします。
