岸和田市で和室を”和モダン”にする為の床張替と壁下地張りの様子
床の下地が完成したら次はいよいよフローリングを張っていきますね。
今回、岸和田市のY様邸で使用するフローリングの材料は、LIXILのラシッサフロアの色はクリエモカになります。
今回は、お客様からのご要望で”和モダン“イメージにしたいとの事でしたので、やや濃いめの落ち着いた色のフローリングの色になります。
岸和田市のY様邸の和室2部屋は、本間(ほんま)のサイズになります。
本間(ほんま)とは？
本間とは、1畳のサイズが1910mm×955mmの間取り方式のこと。
部屋の長さに合わせてフローリングを加工していきます。
面取りを丁寧に行わないと仕上がりが汚く見えてしまいますので、フローリングを張る際の重要な作業になりますね。
面取り(めんとり)とは？
木材の角の部分を削って、角状にしたり、丸い面などの形状に加工すること。
人が触れた時に怪我を防いだり、物と物とが接触した時に破損を防止する役割がある。
綺麗に整えられたフローリングの裏側にボンドを付けて、下地の角と端を合わせて端から順番に下地にフローリングを張っていきます。
実(さね)加工とは？
フローリングの側面に突起をつけ、木材の端の凸部分を雄実(おざね)、凹部分を雌実(めざね)と呼び、凸部分雄実(おざね)と、凹部分の雌実(めざね)をはめ込んで加工する方法を実(さね)加工と言う。
実加工で張り終えたら、スクリュー釘を打って固定します。
スクリュー釘を打つ方向は、板の側面に向かって斜め方向に打ち込みます。
敷居の高さに合わせてフローリングを張ることで室内の段差を解消する事ができます。
室内の段差を解消することで、足のつまずきや転倒を防ぎます。
床に工具を落としたり、汚したりしないように床をきちんと養生して、その後、周囲もきちんと養生してから壁の下地を張っていきます。
壁の下地にベニヤ板を加工して、ベニヤ板の裏面にボンドを付けて下地を張っていきます。
壁の下地用の板には、大きく分けて、ベニヤ板と合板、コンパネがあるのをご存知でしょうか？
下地用の板にはそれぞれ特徴があり、現場の状況や使用用途に合わせて職人が使い分けを行っています。
それでは、それぞれの板の特徴をご紹介しますね。
ベニヤ板
ベニヤ板は、薄くスライスされた木材で、表面材として利用される。
合板
ベニヤ板を接着剤で接着して積み重ねてできた板のことで、何枚かのベニヤ板を板の繊維の方向が逆になるように接着して、強度を上げている丈夫な板のこと。
コンパネ
合板の１種で、コンクリートを流し込む時にコンクリート型枠用の板として使用されるもので強度があり丈夫。
壁の下地に使われている石膏ボードとベニヤ板の違いをご存知でしょうか？
・石膏（せっこう）ボードは、別名プラスターボードとも呼ばれています。
石膏（せっこう）プラスターという素材を板状に固めて、表面を特殊な紙(ボード用紙)で仕上げた建築材料。
・ベニヤ板は、木を薄くカットした木材のこと。
壁の下地も現場の状況に応じて専門の職人が使い分けています。
今回は、お客様から”和モダン“にしたいとのご要望がありましたので、柱を見せない大壁(おおかべ)造りではなく、今回はあえて和室の柱が見えるよう和室要素を残す真壁(しんかべ)造りにしました。
大壁造りげと真壁造りの違いは？
大壁(おおかべ)造りとは、洋室などに多く使われる方法で、柱を見せずに、柱にボードなどを張って下地とし壁紙で仕上げること。
真壁(しんかべ)造りとは、和風建築に使われていて柱を表面に露出させ、柱と柱の間に壁を納める仕上げのこと。
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弊社では、お客様にお伺いし、可能な限りお客様のイメージに合ったご提案をさせていただきます。