前回は現地調査から打ち合わせをはさみ、工事の着工になったので、準備と養生の様子を書きました。
今回はその続きを書いていきます。
前回は現地調査から打ち合わせをはさみ、工事の着工になったので、準備と養生の様子を書きました。
今回はその続きを書いていきます。
では作業に取り掛かっていきます!
寸法取り
最初に縦と横の長さを測る
建物が建ってから年月が経っていますので木が縮んでいたり曲がっていたりするのですが目で見て確認できる範囲では長方形に見えます。
ミリ単位で測っていくと左右では長さが変わってきます。
1つの壁に対して4回ほど測り1枚の板を切っていきます。
左右の高さ、上下の幅、少しのズレでも隙間が空いてしまったり、板の方が大きくて入らない事もありますが、大工さんは綺麗に合わせて切ってくれました。
カット
寸法を控えベニヤ板を電動丸ノコでカットしていきます。
鉛筆で印をつけ線を引き専用定規をあて丸ノコでカットします。
⚠注意しないといけない事
丸ノコの刃は少し厚みがあり、線の上で切っても刃の分小さくなってしまいますので、
線の横を這わす様に丸ノコでカットしていきます。
はめて見てのサイズ確認
切ったベニヤ板を慎重に運び込み、サイズ確認を行います。
合わせると入る事は入るのですが、部分的に凹凸になっていたりするのでサイズの合っていない箇所を確認します。
カンナでの微調整と面取り
大きい箇所をカンナで削り、壁の形に合う様に最終の微調整します。
カンナ掛けも大工がやっているのを見ると簡単そうに見えるのですが、いざやってみると刃が引っ掛かって削った面が凹凸になってしまったりします。
刃の出ている具合と木に滑らす力加減がとても難しいと思います。
面取りはベニヤ板同士が連なる箇所を行いあえて板と板の間を溝にし、クロスを貼る際にパテで埋め凹凸をフラットにします。
これを行う事でクロス仕上げ後にベニヤ板の継ぎ目は目立たなくなります。
ボンドを付けます
ボンドは点線を書くようにボンドを塗ります。
薄く全体に塗っても聚楽壁なので接触面が無かったり弱かったりするので、点付けにして板の周りを囲う様に点線を書くようにボンドを塗ります。
壁に押さえつけフィニッシュ釘で固定
板を押さえつけフィニッシュ釘で固定します。
ボンドを塗った状態で壁に押さえつけ、点付けしたボンドを全体になじませフィニッシュ釘で固定していきます。
フィニッシュ釘を打つ際はエア工具の釘打ち機を使用し縦横に打ちます。
打ち込んだ釘の頭が出ないようにしないとクロスを貼った際に釘頭がそのままクロスに出てしまうので打った後に手で出ていないかの確認をします。
この作業を繰り返し壁を埋めていきます。
このように全体を張り、下地ベニヤ張り完成!
これでクロスの職人さんにクロスを貼っていってもらうのですが、
今日はここまでになります。次回はクロス貼りから仕上げまでを書きます。
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