岸和田市の基礎と基礎巾木に発生したクラックの補修 9/7
岸和田市で行った基礎及び基礎巾木のクラック(ひび割れ)補修の様子をご紹介します。
S様邸は基礎と基礎巾木にクラックが発生して心配されていたのできちんと補修することになりました。
基礎とは地盤と建物の間に設置された部分で建物を支える重要な役割があります。対して基礎巾木とは基礎の表面の仕上げのことです。
基礎巾木は基礎の表面を化粧した部分なので、その部分にヘアークラック(髪の毛ほどの細さのひび割れ)が発生しても、問題ありませんが、基礎まで貫通しているような幅が広く奥行きが深いクラックは建物の耐久性を脅かす可能性があるので補修することをお勧めします。
S様はお家の外の基礎巾木にクラックがあることを以前から心配されていたとのことで、今回の工事で補修することになりました。
和室の内装をきれいにするのですが、その際に建物を強くしてほしいというご希望です。
確かに、基礎にクラックがあると地震が発生した時に建物を支えられるか心配ですよね・・。
「床下から見て基礎がひび割れていたら補修してほしい」というご希望でしたので、和室の工事が始まり床や床組を撤去した時に確認させていただきました。
すると、基礎の内側にもクラックがいくつか発生していたので強度のある補修材を使用して補修することになりました。使用する補修材は「エポキシ樹脂モルタル」です。
エポキシ樹脂モルタルとは、コンクリートやモルタルのクラックや欠損部分を補修する際に使用されます。
モルタルと樹脂が主原料で、水を使わないので収縮率が低く、軽量です。また、乾燥時間が早いので天井や垂直面の補修にも適しています。
主剤と硬化剤を既定の量混ぜ合わせると化学反応をおこし硬化します。
エポキシ樹脂モルタルをクラックの奥まで充填するために、電動工具でクラックの幅を広げました。
この作業のことを「カッター切り」と言います。
クラックの幅が細いとエポキシ樹脂モルタルを奥まで充填(じゅうてん)することができません。この後、接着効果があるプライマーを塗布しました。
プライマーを塗布した後、エポキシ樹脂モルタルを詰めてヘラで平らにして仕上げました。
エポキシ樹脂モルタルは高強度の補修材なので、同じ箇所が割れてくることはありません。また、基礎にしっかりと密着するのでご安心ください。
基礎のクラックも同じ手順できちんと補修します!
①クラックのカッター切り
②プライマーの塗布
③エポキシ樹脂モルタルの充填
④ヘラ押え
この順番で補修していきます。
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