岸和田市の外壁の杉板(焼き杉)の張替工事について 7/23
岸和田市で行った外壁の杉板張替え工事の様子をご紹介します。
S様邸は木造の平屋建てで、外壁に張った杉板(焼き杉)が劣化して隙間があいたり反ってきたり、色褪せていました。
杉板の表面を焼いた「焼き杉」は、表面に炭化層をつくることで耐久性を向上させた杉板ですが、天然素材なので、外気の影響で必ず劣化します。
色の変化や隙間、反りなどは、杉板独特の風合いとして愉しむこともできますが、杉板を固定している釘が緩むと強風を受けた時に飛ばされる可能性があります。
岸和田市のお住いのS様は、お家を雨風から守り、長持ちさせるために外壁の杉板すべてを張替えることになりました。
岸和田市S様邸の外壁の杉板(焼き杉)張替工事の様子
S様邸の外壁に張った杉板は経年で「反り」「隙間」「釘の緩み」「色褪せ」などの劣化症状が出てきていました。
杉板の内側には土壁があり「隙間から雨水が入って土壁が流れないか」心配されていました。
また、壁からの隙間風も気にされていたので、透湿防水シート(湿気を通して水分は遮断するシート)を貼ってから杉板を固定させていただきます。
S様邸の工事では大工が3人現場に入って作業しました。
外壁全ての杉板を張替えるので、1か所ずつ完成させながら作業を進めました。
杉板すべてをめくってしまうと、完成するまでの期間、透湿防水シートを貼ったままの状態になるからです。
「壁から隙間風が入ってくるんです」とのご相談で、応急的ではありますが、隙間にシーリングを充填して処置させていただきました。
隙間が大きくあいている箇所にシーリングを充填したので隙間風は軽減されると思います。
既存の杉板をめくって、土壁の隙間にシーリングを充填し、次に透湿防水シートを貼りました。
透湿防水シートは、湿気を透過させて水を防ぐ効果があるシートのことです。
防水性があるシートなので、外部からの水の浸入を防ぎ、お家の中に生じた湿気を外部に逃がす役割があります。台風や横殴りの雨が降った時には雨水が外壁に直接あたるので、透湿防水シートを貼ることで外壁からの部屋内への雨漏りを防ぐことができます。
透湿防水シートを貼った後、端から順番に杉板を固定していきます。
1枚の杉板に対して3カ所で固定するのですが、まずは杉板を並べて仮止めし、墨ツボで固定するラインを引きました。
墨ツボとは・・木材などに直線を引く道具のことです。
墨ツボで杉板を固定するラインを引いた後、電動ドライバーで下穴を開けました。
丸い頭の真鍮釘で固定するのですが、いきなり釘を打ち付けると杉板が割れることがあります。また、真鍮釘は柔らかいので打ち方が悪いと曲がってしまいます。釘を確実に打ち付けるために先に下穴を開けました。
1枚の杉板に対して3カ所に真鍮釘を打ち込んで固定しました。
杉板の表面は細かい凹凸があるので、釘を打ち込み過ぎると
木の風合いが潰れてしまいます。
また、釘を強く打ち込むと固定している部分がへこんで目立ってしまい、
不格好な仕上がりになってしまいます!
そのため、杉板の表面に触れるか触れないか、それくらいのところで
釘を止めないといけません。
やまなか工務店は経験豊富な腕のいい大工が作業しますので、
安心してお任せくださいね(*^-^*)
杉板を張った後、固定箇所を記した白いラインを消します。
このラインはチョークで記していますので、水を染み込ませたタワシで優しく撫でて消しました。
ラインを消す際にあまり強くこすりすぎると柔らかい杉板が傷んでしまうので、ある程度まで消して作業を終えました。
チョークなので、今後は自然に消えていきます。
杉板の張り替え完了です!!
濃い色の杉板を使用したので引き締まった外観になりました。
端から端まで美しく整えられています。
杉板の下には透湿防水シートを貼っていますので、雨漏りを防止するとともに、土壁を長持ちさせることができます。
岸和田市S様邸の現地調査の現場ブログはこちら
➡ 岸和田市の外壁の焼き杉板張替えの現地調査
施工事例はこちら
➡ 岸和田市の外壁の焼き杉板を張替え新築のように!
外壁の杉板張替えをご検討されている方へ
「外壁の杉板に隙間があいている」
「強風で杉板が剥がれてしまった」
「杉板が割れている」
「杉板が色褪せて見た目が悪くなってきた」
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