泉大津市の台風被害に遭った屋根とユニットバス入替の調査 3/17

泉大津市S様邸 屋根修理とユニットバス入替の現地調査

台風で屋根に被害が遭ったとのご相談

以前内装工事などをしていただいた泉大津市のS様より「台風で屋根の瓦がずれたんです」とのご相談をいただき現地調査にお伺いしました。S様邸は木造の2階建てで、屋根には釉薬瓦を葺いています。台風の後に近くの家を修理されていた業者の方に「瓦がズレていますよ」と教えていただき、応急処置をしてもらったそうです。被害当時の様子を撮影されていたので、その写真をもとに調査しました。同時に、古くなってきたタイル張りのお風呂をユニットバスに入替たい、とのご相談もありました。

釉薬瓦の屋根です

台風の被害当初の様子は写真で確認できましたが、現状の状態を確認するために屋根の上に上がって確認しました。

S様邸はオレンジの釉薬瓦を葺いた瓦で、葺き土を使用しない工法です。

釉薬瓦とは素焼きにした瓦の表面に釉薬をかけて焼いた瓦のことです。釉薬によって様々な色を付けることができます。

谷樋の漆喰が剥がれています

屋根を確認すると、全体的に漆喰の剥がれが見受けられました。

漆喰とは瓦と瓦の隙間を埋めて防水したり、瓦を固定する役割があり、屋根のいたるところで使用されています。

漆喰が剥がれると、瓦が動きやすくなる他、下地の土が水にさらされて土が流れる可能性があります。また、雨水が浸入して雨漏りの原因になることもあります。

瓦が割れています

応急処置はされていましたが、一部瓦が割れたままのところがありました。

この瓦は屋根面の「地瓦」です。屋根面には雨水がたくさん流れてくるので、このように穴があいてしまうと雨水が流れ込んで雨漏りしてしまいます。

降り棟の瓦がズレています

こちらは台風当時の被害状況の写真です。

降り棟(軒先方向に向かって降りる棟)の冠瓦がズレています。近所に来ていた業者の方がズレを戻していたので、現状では元の位置に戻っていますが、きちんと固定しないといけません。

屋根の修理は割れた瓦を差替えて、動いている瓦を固定し、漆喰の詰め直しをすることになりました。

お風呂入替のご相談もありました

同時にタイル張りのお風呂をユニットバスに入替えたい、とのご相談がありました。

タイル張りのお風呂は冬場が寒く、お掃除も大変なので以前から入れ替えたいな、とご検討されていたそうです。屋根の工事に入るので、一緒に進められたら、とのことでした。

給湯器も入れ替えます

お風呂入替に伴い、古くなった給湯器も入れ替えます。10年以上使用されており、ユニットバスを入れ替えた後に故障すると、また工事に入らないといけないので、同時に交換することになりました。

次は工事着工で屋根の修理の様子をご紹介します。

 

つづきはこちら(泉大津市の釉薬瓦の屋根修理)

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