和泉市の屋根の漆喰が外れていると言われたお客様からのご相談
屋根の漆喰が外れると瓦がずれたり、雨漏りの原因になります。
鬼瓦とは、瓦葺きの屋根の端などに設置される装飾が施されている瓦のことです。
F様のお宅では、漆喰が外れていると言われたとの事ですが、皆様、”漆喰”ってご存知ですか？
漆喰とは、消石灰（水酸化カルシウム)を主原料とした建築資材のことで、主に糊の役割をします。
屋根瓦は、葺き土(瓦と瓦の隙間防いで、雨の浸入や風の浸入を防ぐ役割をする黄土色の粘土質のようなもの)で、
その外側に塗られている白いものが漆喰です。
漆喰を塗ると漆喰は白いので、屋根の外観が綺麗に見えます。
屋根瓦にも種類があるのをご存知でしょうか？
棟瓦(むねかわら)とは、瓦屋根の頭頂部のことを棟といい、頭頂部の瓦ことを指します。
棟瓦の最大の役割は雨漏りの防止です。
屋根の結合部分であるこの部分は雨の影響を大きく受けやすく、棟瓦を施工することで、
棟に降ってきた雨を受け流し、棟の下地に雨が侵入するのを防ぎます。
巴瓦(ともえかわら）とは、こちらの写真からもわかるように軒先にある丸みを帯びた瓦のことを言います。
巴瓦の漆喰が無くなると瓦がずれてくる可能性があります。
瓦がずれると雨漏りの原因にもなってしまうのです。
瓦の下にある葺き土と呼ばれる粘土の層が雨の浸入や風、虫の浸入から守る役割をしています。
漆喰には防水効果の他に粘土の様な接着機能がある為、瓦の隙間を粘土質で埋めて防水する役割があります。
皆様、桟瓦ってご存知でしょうか？
断面が波型のように凹凸のある瓦のことを言います。
シルガードとは商品名で、漆喰とほぼ同じ役割をしますが、通常の漆喰よりも防水性や耐久性に優れています。
F様の屋根の漆喰工事の様子は次の現場日記でご紹介させていただきますね！
屋根が綺麗で丈夫になり、これで雨漏りの心配が無くなったとお客様にお喜びいただけました!!
屋根は雨漏りをすると家の中まで湿気を含みカビの繁殖などの原因となります。
皆様も、定期的に屋根の点検を行いましょう!!