泉南市K様邸 洋室の床や内窓の現地調査
泉南市で洋室の内装工事を行うことになったので、現地調査の様子からご紹介します。
泉南市K様邸 洋室の床や内窓の現地調査
泉南市で洋室の内装工事を行うことになったので、現地調査の様子からご紹介します。
泉南市K様邸の工事のご相談内容
■ 洋室の床がフワフワして抜け落ちそうで怖いので補強して張替てほしい。
■ 冬場、窓からの隙間風がひどいので何か対策をしてほしい。
■ マントルピース(暖炉の焚たき口を囲む装飾の枠のこと)はそのまま残したい。
■ ピアノなどの大きな家具は移動して工事してほしい。
以上の内容のご相談で調査を行い、工事のご提案をさせていただき後日工事を行うことになりました。
既存の床は板張りですが、上にカーペットを敷いていました。
歩くと所々フワフワと動いて踏み抜きそうで怖いということです。
以前、床の緩みがひどい箇所に合板を張って処置されたということですが、今回はきちんと補強して床を張り替えてほしいとのご希望です。
洋室の床全体を確認すると、床が下がって巾木との間に隙間があいていました!
巾木とは・・床と壁との取り合いに取り付ける見切り材のこと
経年で床が下がることはよくある事例で、症状がひどくなるとこのように隙間があくまで下がってしまいます。こうなると、床組(床を支える部分)を解体して設置しなおす必要があります。
工事のご提案では、床を解体・撤去して丈夫な床組みを設置してからフローリングを張る内容となりました。
ご相談があった洋室には「マントルピース」が設置されています。
マントルピースは暖炉の焚たき口を囲む装飾の枠のことで、実際に暖炉としては使用していませんでしたが気に入っているのでそのまま残したいというご希望です。
マントルピースはコンクリート製でとても重いので、しっかりと支えられるように床組を設置しないといけません!
工事のご依頼をいただいた後、事前に床下を調査しました。
新しく床組を設置するにあたり、既存の床下の状況を確認して、必要な材料を手配しないといけません。
このお部屋には床下点検庫が無く、他のお部屋からも床下を通って行けなかったので、床をカットして調査させていただきました。
マントルピースが設置されている部分の床下を確認すると、床束・束石で支えられておらず、表装の床板だけで支えている状態でした!
マントルピースはとても重いので、床が抜けないようにしっかりと補強しないといけません。その際に、マントルピースを動かして作業することができない(重いので)ので、床下から補強することになります。
床下全体を確認すると、床束や束石は配置されていましたが、土台が束の上に載せているだけの状態でした。
床束とは・・大引を支える短い柱のこと
大引とは・・1階の床を支える梁部材のこと
束石とは・・床束を支える基礎のこと
工事のご提案は、これらの床組をすべて撤去して新しく設置しなおす内容です。
その際に、現状よりも耐久性が向上するように、束石の下にはモルタルを敷いて下がるのを防ぎ、土台はコンクリートの基礎にしっかりと固定させていただきます。
また、床束と束石は既存よりも多く配置して床をしっかりと支えます!
「冬場に窓からの隙間風がひどいので何とかできませんか?」というご相談で、内窓を設置することになりました。
今ある窓の内側に窓をもう一つ取付けることで(内窓)隙間風を防ぐことができて、窓の結露を防止したり、断熱効果もあります。
洋室の腰窓と出窓に内窓を取付けることになりました。